- 歯科口腔外科
- 2018-7-19
口内炎が治りにくいという症状
口内炎が2週間以上治らない時など要注意
口の中の粘膜に炎症が起こった状態を口内炎といいます。口内炎には多くの種類がありますが最も多いのは「再発性アフタ」と呼ばれるもので直径5mm程度の白い潰瘍が出現します。1週間程度で自然に治るものがほとんどですが2週間以上たっても良くならない場合や痛みがひどい場合、症状が繰り返し起こる場合は他の病気の可能性もあるので早めの受診をおすすめします。
口内炎の原因は大きく分けて2つ
原因は大きくわけると2つ。1つは歯ブラシがぶつかったり誤って粘膜をかんでしまったりする物理的な刺激やウイルス、かび(真菌)、細菌感染、金属アレルギーなど、口の中の原因によるもの。もう1つはビタミン不足などによる栄養障害や自己免疫異常の病気、薬物アレルギー、胃腸障害など、全身的な原因によって起こる場合です。
なかなか治らない・痛みがひどい場合は早めの診察を
口内炎ができたら、お酒やたばこ、香辛料が多く使用されている食べ物など刺激物は控える。歯ブラシやうがいで口の中を清潔に保つ。患部を傷つけないよう注意する。よくならない場合や痛みがひどい場合は腫瘍などの可能性もあるので早めの診察をオススメします。
予防するには日頃から口の中を清潔に保ち、歯を磨くときは粘膜を傷つけないように正しいブラッシングを行いましょう。栄養バランスの良い食事を心がけるなど、全身の健康にも気を配るようにしましょう。
この記事を書いた人
ノリ歯科クリニック
院長 久保 法彦
兵庫県出身。広島大学歯学部卒。大阪大学大学院にて口腔外科を専門的に学び博士号を取得。(歯学博士:口腔外科学専攻)大学病院などで全身状態の管理、顎の骨折・嚢胞の摘出など治療を経験。学会誌等での論文掲載多数(水田法彦名義)。母の故郷である大好きな宮崎で開業したいとの思いから、宮崎市清武町にノリ歯科クリニックを開業。